作新学院は明治18年に世界に知を求めようとする同志たちが集まった英語塾として、栃木県の名士であった船田兵吾が創設しました。中国の儒教の書籍の一つである「大学」という本の中にある言葉から作新の名前をとったようですね。
その後船田一族の中、譲、元と継承され、1885年に誕生しました。すでに100年を優に超える長い歴史を持つ学校だということが分かりますね。その130年という長い年月の中で、幼稚園家庭から大学や大学院課程をもつ総合学園として約6000名が集まる学校として発展してきたのです。現在、栃木県の中では名門校として受け入れられているようです。
畑恵さんが理事長を務めていらっしゃる作新学院では世界を刷新する人間力の育成に力を入れた教育活動が実践されています。作新学院はSSHというスーパーサイエンスハイスクルーの指定を受け、東大や京大などへの進学実績も多く、生徒の自主性を重んずる教育活動が行われています。
作新学院高等部ではコンピュータを活用して理科実験データなどを分析したり、発表するための方法などが学ばれています。そしてその過程で作新学院の生徒たちが、データ分析の能力を高めたり情報を発信していくための力が習得できるようになるのです。
また、学業だけでなく部活動にも力を入れており、甲子園で有名な硬式野球部はもちろんのこと、ロンドンオリンピックの競泳男子で銅メダルを獲得した萩野選手を輩出するなど、子どもの健全な成長と人間性の陶冶のために、文武両道をモットーにしているようです。